日日是過去帳&今帳…9月14日

過去のカフェ営業中に看板に記した『ウタ』と今日の『ウタ』でお送りする『ずれずれなるままに…』

毎年この時期になると思うのですが、彼岸花がいつの間にか咲いているんですね。お彼岸の頃に咲く花だから、昔の人が彼岸花と名付けたのでしょうが、ちゃんとその時期に咲くということ、当たり前なんだけどすごいな〜と。どの花でもそうなのですが、名前のせいなのか花にインパクトがあるからなのか、特にそう感じます。子どもの頃は『舌曲がり』と呼んでいましたが、思春期の頃に覚えた『曼珠沙華』という名前が一番好きです。漢字や響きが何かしら物語を秘めたものをイメージさせてくれて、『マンジュシャゲ』と口にするとちょっと大人になった気分がしたものです(笑)ちなみに方言のものを合わせると別名が1000個くらいあるそうですよ。

2005年9月14日

裏庭に落ちた 柿の実 猿の如くに 割ってかじる

2007年9月14日

一雨ごとに 夏の気配の 遠のいて

2016年9月14日

露草を かき分け伸びる 彼岸花

曼珠沙華