日日是今帳…5月9日

古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』

湿った空気の朝です。いつから雨になるんだろうと書いて所用で外に出たら、細かい雨が降っていて洗濯物を中に干し直しました。でも今また少し光が射してきたので、今日はこんな繰り返しでしょうか。犬の散歩コースのあぜ道から、伊賀街道を挟んで我が家が見えます。この時期は家の裏にある桐の花が満開で、美しい薄紫の花に我が家が彩られています。裏山のその木が桐だと知ったのは越して来て数年経ってからで、いつも小道に落ちている花が桐の花だと知ったのもその時でした。桐というと一番に思いつくのが花札。20点の札の中では一番地味だなと子ども心に思っていました(笑)成長が早く狂いが出にくいことから家具にも良く使われているそうです。女の子が生まれると桐の木を植えて、嫁入りにはその桐で作ったタンスを持たせるという話も聞いたことがあります。写真は桐の紫の花つながりで、庭の紫の代表アザミ。花の可愛らしさと葉っぱのギザっと感の組み合わせが面白なぁと思う好きな花の一つです。

2020年5月9日

野アザミの 小さな花火 庭の隅

アザミ花火