日日是今帳…12月17日
古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』
降っているのかいないのか分からないような雨の火曜日。寒くはないのですが彩度の低くなった空の景色を見ていると少し寂しい気分になります。でも外に出て庭を眺めてみると雨に濡れた草木は艶やかで、いつもより彩度が上がって見えます。紅葉の赤もシダの緑も色濃く見える。ただ太陽の光だけが私たちの目に移る景色を作り出しているのではないのだと思いました。そしてこんなしっとりとした日を待っていたのが写真のこの子たち。庭のあちらこちらに姿を現します。日頃は全くその存在感を消し去っているのに、いったいどこに潜んでいるのでしょうか。天の恵みを辛抱強く待ち続けるその忍耐力を見習いたいものです(笑)
2019年12月17日
かたつむり 禊をするか 師走雨