日日是今帳…1月22日
古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』
梅というと二月のイメージがあるのですが、一月に入ると民家の庭先で蝋梅を目にするようになります。色花の少ないこの時期にパッと目を引く黄色い花は、遠目から見てもきれいですが、近づいて見るとその名の如くワックスがけをしたかのような艶やかな花びらが素敵です。山茶花のピンクと鮮やかな蝋梅の黄色い花が冬の庭を彩ってくれたらいいなぁと思い、越して直ぐに一本の蝋梅の木を植えてもらいました。しかしなぜかこの木が花をつけてくれません。花が咲く以前につぼみもつかない。夏には緑の葉を茂らせるのですが、冬には丸坊主で庭の寂しさを増長させる存在に。もしかしてこれは蝋梅ではなかったのか?という疑問が湧きそうですが、最初の頃に一度だけ二つほど黄色い花をつけたことがるので、間違いはないようです(笑)肥料を与えていないから咲かないのかな?と思いつつ、毎年そのまんま。今年こそは肥料を置いてみようかなと、他所の満開の花を見て思うのでした。写真は高砂百合の奥の寒々しい感じの蝋梅の木。高砂百合は放っておいてもどんどん花をつけてくれるので、こちらはヒビコレ庭向きかも(笑)
2020年1月22日
蝋梅の 花一つだに 咲かぬ庭