日日是今帳…2月3日

古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』

立春です。早春賦の歌詞にある様に『春は名のみの 風の寒さや』という感じの冷たい風が強く吹いている日です。早春譜には『氷解け去り』『雪の空』という歌詞が出てくるのでもっと寒い地域の三月頃をイメージしたものなのでしょうか。ただ寒くても毎日少しずつ日が長くなり、春に向かっているなぁと感じます。写真は立春の光を浴びているヒビコレの椅子たち。撮った写真を見てみると見事に飴色一色(笑)他の場所と同じ今という瞬間にあるはずなのにそこだけ時が止まっているかの様に見えます。物にも空間にも時間というものが染み付いていくのかもしれませんね。丸椅子は二見の老舗旅館から、低い椅子は骨董屋さんを介してヒビコレに来たもの。椅子たちと話ができれば、これまで座った人たちの面白いエピソードが聞けそうです(笑)

2021年2月3日

立春の 光浴び居る 古椅子や