日日是今帳…12月6日
古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』
今日も暖かい日。風もない穏やかな日なので、近所で枯れ草の山を燃している匂いがします。草を刈った時の青い匂い、くすぶって燃える枯れ草の煙の匂い。里山ならではの匂いですが、どちらも好きです。半世紀前に子ども時代を過ごしたので、今の時代よりもっと火が身近でした。庭先で落ち葉を燃やしたり、夕方になるとどこかの家から風呂の薪を燃やす匂いがしたり。その頃の懐かしい感じが呼び起こされるので好きなのかもしれませんね。それとももっと遥か昔に人のDNAに組み込まれた記憶でしょうか(笑)写真は朝の光が差し込む庭。柔らかい光を浴びて、植物たちもゆったりくつろいでいるように見えます。
2020年12月6日
冬晴れに 枯れ草燃ゆる 里の朝