日日是今帳…9月1日
古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』
長月の始まりは雨。窓際でパソコンに向かっていると、雨上がりの庭から風が運んでくる冷んやりした空気が入ってきます。あまり湿度も高くないのか久しぶりに過ごしやすい日です。長い長い夏休みが終わりました…私の夏休み(笑)梅雨の前までは自分でも感心するくらい外仕事に精を出していましたが、あまりにも暑い夏の到来に外仕事をする根性はなく引きこもり。引きこもり中はほとんどの時間を本の校正と出版準備に費やしていたので、ボーッとしていたわけではないのですが、やりたいことしかやらない夏という意味では、贅沢な大人の夏休みだったのかなと思います。写真は裏庭の高砂百合。五つの花が咲いたので五年目の株なのかな?私の身長くらいあるムダに長い茎なのは、少しでも多くの太陽の光を求めているのでしょうか。酷暑のため草刈りができず伸び放題になっている近くの土地にもたくさん咲いています。暑すぎたために育つことができた高砂百合の株たちは、じっとこのチャンスをうかがっていたのでしょうか?自然とは実に不思議なものです。
2020年9月1日
咲いて散る 百合の記憶を 重ねゆく