日日是今帳…2月13日

古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』

前回2月11日の投稿で、次回は椿についてと予告したので今日は椿の写真かと思いきや、山茶花です。山茶花は表と裏の庭に一本ずつありますが、椿が植わっているのは裏山の路地との境目。なので、ヒビコレを訪れても見たことがない方が多いと思います。数えたことはないのですが10本以上はある実は椿館(笑)椿と山茶花ですが、大人になるまでその違いがわかりませんでした。見分け方でわかりやすいのが花が丸ごとポトっと落ちるのが椿で、花びらがハラリハラリと散っていくのが山茶花。あとは葉がギザギザしているのが山茶花だと教えてもらいました。山茶花は秋の終わり頃から今頃まで長く咲くので、花色の少ない冬の庭に彩りを与えてくれるありがたい存在。その花が終わりかけると椿にバトンタッチ。椿一族は長期に渡り私たちの目を楽しませてくれます。三重県で椿というと思い浮かぶものに『椿大神社』がありますが、常緑樹の椿は神のひもろぎとも考えられ、魔を払うために家の周りに植えるとよいともいわれています。ありがたいことにヒビコレは椿の樹々に護られていたんですね。これは手入れをしなければなりますまい(笑)

2020年2月13日

遠き日の 歌ぞ懐かし 山茶花や

山茶花