日日是今帳…12月13日

古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』

昨夕は東の空に大きなオレンジの月が出ていて、車窓からうっとりと見惚れておりました。時間の経過に伴い小さく高くそして蒼白くなっていく満月の空の下、車を走らせて家に。こんな月の明るい夜は動物たちも動き回ってるんだろうなと考えながら到着。ヘッドライトが照らした先にバイクのハンドルの様なモノが見えて?と思った次の瞬間浮かび上がったのは立派な角を生やした牡鹿でした。一瞬の見つめ合いの後、脱兎の如く(笑)裏山の方へ駈けて行きました。鹿も月を愛でていたのでしょうか。以前月光で樹々の葉がキラキラ輝いて美しいと書いたことがありますが、もう一つ美しいなと思うのが、月の光に照らされた屋根瓦。光を持たないものがその夜だけは艶やかに輝いて見えるのです。その後一雨あったものの今日も穏やかな晴れの日。門の前も昼間は珍客が訪れないようです(笑)

2019年12月13日

望月が 瓦を磨く 冬の夜

sikamonn