日日是今帳…1月4日

古民家Hibicoreの女将が『ずれずれなるままに』今日の『ウタ』を綴る『日日是今帳』

正月も四日になると帰省していた家族が帰ったり、仕事始めの職場があったりと、少しずつ日常が戻ってきます。実家が本家だったので、子どもの頃、親戚が集まってくる賑やかな正月を過ごしていました。年の近い従姉妹と一緒に、大人たちにお芝居や歌を披露するのが恒例でした。小学生だった三人で『黄色いさくらんぼ♬』の歌を帯締めを振り回しながら熱唱したのを今も覚えています(笑)そんな時間が楽しかっただけに、三が日が終わり従姉妹たちが帰ってしまうと、家がガランしてしまい寂しく感じたものです。祭りの後の寂しさというか、残されていくものの寂しさでしょうか。我が家でも写真師は仕事始めで出かけ、息子は母校の高校の部活練習にOB参加で出かけ、ひとりで餅など食べながら今帳をしたためております。写真はヒビコレ’床の間のお鏡さん。赤い膳を出す手間を惜しんで木の椅子の上に鎮座。なんともアバンギャルドな床の間となりました(汗)

2019年1月4日

三が日 過ぎて沁み入る 静けさよ

鏡餅